モンキーポッド 壁掛け時計 〜シーズニング〜
こんばんわ。
もお冬は嫌ですね。
春が待ち遠しい今日この頃です。
先日からオーダー頂いた壁掛け時計の制作をしています。
何に使うか迷っていたモンキーポットという材料で取りかかっています。
外国の木ですが赤みと白太のコントラストがきれいな木材で、
『あの〜木なんの木、気になる気になるの』の歌に出てくるあの木です。
まずは荒木取りをして、現在シーズニングという行程に入りました。
シーズニング?なんだそりゃ?となると思うので少し説明します。
木材は森で伐採された後も呼吸を続けます。
湿気が多い日は膨らみ、乾燥すると縮み、反ったりねじれたり
動きたい放題、やりたい放題なんです。
この動きを出来るだけ少なくするために
長い期間、材料を乾燥させて含水率を10%前後まで落とします。(含水率の話はまたいつかします。)
それでも材料を削ったときは放湿、吸湿しやすく反りがでやすいので、
ある程度の厚みまで削ったらまた一定期間置きます。
これがシーズニングです。
ぼくは環境に慣らすという感覚だと解釈してます。
僕のように人見知りの方は分かると思いますが
新しい環境に慣れるには少し時間がいりますよね?
そんな感じだと思います。笑
冗談はさておきこの一手間をしているところは多くはないと思います。
木工はこうした一つ一つの積み重ねで長く使えるかが決まってきます。
お客さんはもちろん育ってきた木材への感謝の気持ちも込めて
最低でも樹齢の年数は壊れさせない!
そういう気持ちで日々、モノ作りをしています。
しばししたら本加工に入っていこうと思いますので楽しみにしていてください。
では失礼します。
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